「モハメッド・アリ」が明かした“名前に込めた思想” アリとの対話で五木寛之が受け取った言葉

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 今年は昭和100年・戦後80年という節目にあたる。激動の時代を振り返る企画はテレビや新聞で多々目にするが、実体験を自ら証言できる世代は年々少なくなっている。

 現在、93歳の作家・五木寛之さんが生まれたのは昭和7年(1932)。国内では青年将校による5・15事件が起こり、国外では満州国が建国された年だ。

 戦前・戦中・戦後、いわば「昭和百年」の大半を生き抜いてきた五木さんだけに、数多くの“伝説的人物”たちとのエピソードを持つ。

 きれいに整理された「昭和史」からは消えてしまう時代の息づかいを、最新刊『昭和の夢は夜ひらく』(新潮新書)から5回に分けて紹介しよう。...

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