キムタクでも裕次郎でもない…70歳以上のマダム200人が選んだ「推し芸能人」1位は今季ドラマ主演の意外な俳優
「推し」という言葉は、もはや若者だけのものではない。心をときめかせる存在は、誰にとっても日常生活に潤いを与え、生きるスパイスになるようだ。
全国の70歳以上の女性200人を対象に「推しの芸能人」をアンケート調査したところ、年齢を重ねてもなお、胸がおどる存在がいることが判明した。青春時代のスターから、孫世代の若手俳優まで、その顔ぶれは実に多彩。10位までのランキング結果とともに、彼女たちの「推し」への熱い想いをお届けする。
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同率9位に同世代&若手俳優が
9位に並んだのは、俳優の舘ひろし(75歳)。「ただ立っているだけで絵になる人だ」(東京都・75歳)、「西部警察時代のあの渋さが魅力的で今でも憧れております」(神奈川県・74歳)といった声が寄せられた。
1980年代、石原プロモーションの一員としてドラマ『西部警察』などで一世を風靡した舘。長身に長い脚、そして決めポーズ──当時のアクションスターは、女性たちの心を鷲掴みにした。「(ヒット曲)『泣かないで』を聞いて好きになった。足が長いし、カッコつけが決まっている」(東京都・74歳)というコメントからは、俳優業だけでなく歌手としての魅力も伝わってくる。
70代を超えた今もなお、その存在感は衰えることを知らない。ダンディズムとは、こういう男性のことを言うのだろう。
同じく9位には、若手俳優の横浜流星(29歳)がランクイン。「演技が上手。出演しているドラマはほとんど見ている」(愛知県・76歳)、「NHKのべらぼうを見てから」(愛媛県・73歳)など、その演技力を評価する声が多数を占めた。
1996年生まれの横浜は、70歳以上の女性たちにとっては孫世代にあたる。それでも「推し」として名前が挙がるのは、ルックスだけでなく確かな演技力があるからこそ。若さと実力を兼ね備えた彼の今後の活躍に、シニア世代も熱い視線を送っている。
最年少は6位の28歳アイドル
6位には3人が並んだ。まずは俳優の阿部寛(61歳)。「もともとモデルだったが、俳優になったらどの役も素晴らしくこなしていて、昔からずっと変わらず、傲慢さがなく素敵だ」(東京都・74歳)という声に代表されるように、長年のファンが多い。
「まずはあの堀の深い顔が魅力的で、見ていて飽きません。そして、演技もうまい!」(東京都・75歳)、「コミカルな役、シリアス、どんな役にもなじんで引きこまれてしまった」(広島県・72歳)──モデル時代の端正な顔立ちはそのままに、コメディからシリアスまで幅広い役柄を演じ分ける器用さ。そして何より、スターになっても変わらない謙虚な姿勢が、年齢を重ねた女性たちの心に響いているのだろう。
同じく6位には、元嵐のメンバーで俳優・タレントの相葉雅紀(42歳)。「嵐の中では余り目立ってはいなかったが、現在は何事にも一生懸命に誠実に頑張っているので応援したい」(大阪府・71歳)という声が印象的だ。
「気取らない。動物に思いやりがある」(秋田県・72歳)、「千葉県生まれで、料理番組を見て、性格がとても気に入った」(千葉県・78歳)
といったコメントからは、飾らない人柄と優しさが伝わってくる。嵐というトップアイドルグループの一員でありながら、決して驕ることなく、一つひとつの仕事に真摯に取り組む姿勢。そんな相葉の生き方が、人生経験豊富な女性たちの共感を呼んでいるのだろう。
6位にはもう一人、Snow Manの目黒蓮(28歳)が食い込んだ。「スノーマンでデビューした時からファンになりました。高身長で顔も綺麗でいいのですが、特に笑った時の顔が可愛いから好きです」(京都府・76歳)という声に、70代女性の熱量が感じられる。
「何でも出来て、かっこよくてとても素敵な方なので、頑張って欲しいです」(愛媛県・74歳)、「デビューしてテレビなどで見かけるようになっていつもさわやかな笑顔が素敵だなと思い」(宮崎県・75歳)──孫世代の若者を応援する温かいまなざしと、アイドルを「推す」ファンとしての情熱が共存している。年齢を超えた「推し活」の醍醐味がここにある。
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