「多党化時代」突入の日本が“お手本”にすべき国がある 文書のボリュームは自維の20倍…歴史の反省が生んだ超慎重な合意形成
10月10日に公明党が連立離脱を表明してから、10月21日の内閣総理大臣指名選挙までの間、大きく揺れ動いた日本の政局。一時は立憲・国民・維新の野党3党による「玉木首相誕生」まで真剣に取り沙汰されるなど、多くの国民がその行方を見守った。背景には、前回の参院選を経て自民党の一強が崩れ、日本が「多党化時代」に突入したことがあるが、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)コンサルティングフェローの坂本雅純氏は「長く多党政治が続いてきたドイツでは選挙から政権樹立まで何ヶ月もかかることがある」と指摘する。...

