ウッズが「7度目の腰の手術」を発表…実は期待されていた1月の“復帰” 数々の奇跡を起こした“百獣の王”に「もう一度ミラクル」を望む声
ウッズの意向を反映していたような日程
先日、創設2季目を迎えるTGLの新スケジュールが発表された。今年は12月28日から新シーズン開始となるとのこと。
しかし、ウッズの所属チームである「ジュピター」は、来年1月13日に初戦を迎え、その後は1月、2月、3月と試合が続く日程になっている。
TGLはウッズがいるからこそ成立していると言っても過言ではなく、こうした試合日程には、ウッズの事情や意向が間違いなく反映されているはずである。
そう考えると、ウッズは来年1月ごろから、少なくともリアルとバーチャルが半々ぐらいであれば、プレー可能と見られていて、本人もそう思っていたのだと思う。
現状、7度目の腰の手術の規模や回復への見通しなどは不明だ。TGL参戦が可能か不可能かも、わからない状況に突然変わってしまった。
ウッズに最適の「職場環境」とは
ところで、昨今では、ウッズの「シニアデビュー」に大きな期待が寄せられている。今年の12月30日に50歳の誕生日を迎えるウッズは、その時点でPGAツアーのシニア部門であるチャンピオンズツアーへの出場資格を満たすことになる。
シニアの世界では、一部のビッグ大会以外は3日間大会として開催され、乗用カートも使用できるため、満身創痍のウッズには最適の職場環境と言えそうである。
ウッズ自身、以前から「チャンピオンズツアーでカートに乗ってプレーすることが、今から楽しみでたまらない」と何度も笑顔で語っていた。そんな言葉を耳にしても、そのときは誰もが「ご冗談を!」と笑って聞き流していたが、今ではとても真面目で現実的な話として、ウッズのシニアデビューが期待されている。
かつてのライバルで、すでにシニアの世界を謳歌している南ア出身の55歳、アーニー・エルスは、早くもウッズに「シニアに出てくれ」「シニアに出よう」「一緒にプレーしよう」と熱いラブコールを送ったという。
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