ウッズが「7度目の腰の手術」を発表…実は期待されていた1月の“復帰” 数々の奇跡を起こした“百獣の王”に「もう一度ミラクル」を望む声
「今度こそ、ウッズをキャプテンに!」
そして、ウッズに代わるピンチヒッターとしてキャプテンになったブラッデリーは、突然の依頼だったにもかかわらず、全身全霊でキャプテンを務めたが、米国チームを勝利に導くことはできなかった。
米国敗北が決まった瞬間から、次なる2027年ライダーカップでは「今度こそ、ウッズをキャプテンに!」という声が上がり始めた。しかし、いまなおウッズからの反応は何一つ見られない。
そんな中、ウッズのファンは、せめて12月4日からバハマで開催される「ウッズの大会」こと、ヒーローワールドチャレンジには出場してほしいと願っていたが、先日発表された出場選手のリストにウッズの名前は見当たらなかった。
自身が大会ホストを務める大会ゆえに、大会直前になって、ウッズが自分で自分を推薦して出場する可能性は残されていた。しかし、その数日後、7度目となる腰の手術を受けたことがウッズ自身から発表され、出場は絶望的になった。
そんな具合で、ウッズの今後は不確定要素ばかりで、「どうなることやら」と不安だけが募る。
TGLでのプレー姿には望みがあった
手術を受けたことが発表されるまでは、もしかしたら来年1月、ウッズのプレー姿を目にすることができるのではないかという期待も膨らんでいた。
「プレー姿」と言っても、本物のゴルフの大会ではなく、2025年の春にキックオフした「TGL」でプレーするウッズの姿という意味である。
TGLは、ウッズやローリー・マキロイらが共同で設立したTMRWスポーツが運営する「新時代のゴルフリーグ」だ。その内容は「リアルゴルフとバーチャルゴルフの融合体」。
試合会場となるのは、フロリダ州パームビーチガーデンに建設されたSoFiセンターなる近未来型のスタジアムだ。ここには巨大なゴルフシミュレーターと美しいグリーンが備えられている。
選手たちはティショットなどのロングショットはシミュレーターを使用するバーチャルゴルフで行い、アプローチやパットといったショートゲームは観客の目の前にあるグリーン上で、リアルゴルフで行う。4名1組の全6チームがそれぞれ対決し、2時間の制限時間内で戦う形式である。
[2/4ページ]

