「選択肢は1つしかない」首相の座が間違いなく見えてきた「国民民主・玉木代表」の最適解とは
政策本位を貫く
「仮に立憲が『党内をまとめた』と言ってきても玉木氏側は“本当に大丈夫ですか?”として、細々と突っ込みを入れて一緒にやれない流れに持って行ったのではないかと。政権を奪取できても超短命に終わる可能性は高く、そこは玉木氏も自覚しているので与(くみ)したくないと考えていたはずです」(同)
これまでにない「モテ期」を迎えた玉木氏自身の考えはどういったものだったのか。
「これまでの選挙では連立参加してどうのこうのというよりはむしろ、とにかく政策本位でと訴えてきたので“単に首相になれそう”なだけでみこしに乗るつもりはなさそうです」(同)
15日になって自民と日本維新の会との接近が報じられた。玉木氏が今後も支持率を上昇させ、将来的な首相就任を「ほぼ確定」にするにはどうすればよいのか。
閣外協力にとどまっていられるなら
「とりあえず高市政権を前提と考えると、まずは国民民主が主張してきた“年収の壁”を満額で突破することでしょう。クリーンさも必要で、公明が自民に求めていたレベルの“政治とカネ”の話を国民民主が率先してまとめあげる。何ならそこに自民も巻き込むという役割を担うことができればほぼ満点。それでいて連立政権に入らず閣外協力にとどまっていられるなら玉木人気は高止まりするでしょう。『政策本位』というこれまでの主張と何ら矛盾は生まれません。
少数与党を余儀なくされる高市政権は運営に行き詰まり、内閣不信任案を突き付けられる可能性もある。今回は“安売り”せず、期待度が高まるタイミングはそう遠くない将来にやってくるでしょうから、そこで勝負をかければよいのではないかと声は結構聞こえてきますねの」(同)
急いては事を仕損じる、ということになるのだろうか。
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