米国民40%が「貯蓄なし」の窮状、「トランプ不況」「失政」にMAGA派も落胆…そして世界は“資本主義の転換点”を迎える

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インフレ懸念も再燃

 米国経済の雲行きがますます怪しくなっている。

 ロイターは9日、連邦政府職員の約3分の1が無休の休暇に入る中、行政サービスが麻痺することが懸念されていると報じた。次いで10月13日には、ベッセント財務長官が連邦政府機関の一部閉鎖について、実体経済に影響を及ぼし始めていると警鐘を鳴らした。閉鎖期間が長期化すればするほど、地域経済を中心に悪影響が及ぶことになるだろう。

 インフレ懸念も再燃している。米ニューヨーク連銀が7日に発表した9月の消費者調査では、1年先のインフレ期待は3.4%、5年先のインフレ期待は3%と、ともに前月の3.2%、2.9%から上昇した。...

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