“前代未聞の移籍”から1年半 TBS「どうなの会」が民放同時間帯視聴率トップに上り詰めたワケ
日本テレビ系からTBS系へ異例の移籍で物議を醸した「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」が、10月8日の放送で視聴率8・3%を獲得(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)。ついに同時間帯の横並び視聴率で民放トップに立ったという。
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「それって実際どうなの会」は世の中に溢れる“ウマイ話”や“長年の疑問”を検証するバラエティ番組だ。10月8日は2時間スペシャル(19:00~20:54)で、このとき他局が何を放送していたかというと――。
▼日本テレビ(19:00~21:00)「1周回って知らない話2時間SP」【6・7%】
▼テレビ朝日(19:00~21:54)「朝メシまで。3時間SP」【前半:8・2%、後半7・5%】
▼フジテレビ(19:00~21:00)「世界の何だコレ!?ミステリー2時間SP」【6・8%】
▼テレビ東京(18:25~19:54)「世界を救う!ワンにゃフル物語~柴と三毛と亀梨くん」
【4・5%】
▼テレビ東京(19:54~21:54)「ソレダメ!~あなたの常識は非常識!?~2時間SP」【3・2%】
各局がスペシャル番組を放送する中でトップを取ったのだから大したものだ。
日テレの人気番組だった
そもそも「それって実際どうなの会」は昨年3月末まで5年間にわたり「それって!?実際どうなの課」のタイトルで日テレ系の水曜深夜(23:59~24:54)に放送されていた中京テレビ制作のバラエティ番組だ。
番組が終了して2カ月後の6月3日にTBSで放送された特番が「それって実際どうなの会」だった。MCの生瀬勝久は続投、企画も一緒、スタッフもほとんど変わらずTBSで放送された番組について、早速、デイリー新潮は記事を配信。「【前代未聞】『どうなの課』がTBSに“移籍” 激怒した日テレと甘かった中京テレビ 森川葵はなぜ出演していないのか」(2024年6月6日)で移籍に至った経緯を報じた。民放プロデューサーは言う。
「日テレの『どうなの課』は深夜枠ながら世帯視聴率が5%、占拠率が30%超という人気番組でした。ところが、中京テレビが2024年3月一杯での打ち切りを発表。ウワサによればこれに怒った企画・プロデュースの社員が会社に辞表を叩きつけ、制作会社の極東電視台と共に番組をTBSに売り込んだのです」
日テレとTBSの大げんかに発展してもおかしくなかったが、そうはならなかった。
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