「小泉を担いでも、うま味がねえな」 麻生副総裁が最後に高市早苗氏を選んだ舞台裏 「小泉陣営には気の緩みが」
【全2回(前編/後編)の前編】
誰もが虚を突かれた高市早苗氏(64)の自民党総裁選勝利。党員票には強くとも議員票の広がりに欠け、勝利は至難とみられていた。その下馬評を覆したのが、麻生太郎氏(85)の策謀と暗躍。党の解体的出直しというかけ声いずこ。新政権を牛耳る“怪物”の実相とは。
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東京・永田町にある自民党本部8階の大ホール。10月4日午後、295名の党所属国会議員は歴史的な場面に立ち会った。
「高市早苗君185票、小泉進次郎君156票であります」
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