唐沢寿明が意識する、先に独立した「後輩俳優」の成功 妻・山口智子の「ヤツ」発言のウラ

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

オシドリ夫婦

 オシドリ夫婦で知られる俳優の唐沢寿明(62)と山口智子(60)が長年所属した事務所「研音」から独立することを発表した。2人は今年12月31日をもって研音グループから離れ、2026年1月から唐沢と山口が立ち上げる新事務所「TEAM KARASAWA」に所属して二人三脚で新たな活動を開始するという。

 ***

 ホームページには「共に歩んでくださった研音チームも、この度の私たちの新たなチャレンジの背中を押してくださいました」と感謝の言葉を書き込んで、円満独立を強調している。来年以降、2人の仕事はどうなるのか。

「唐沢はかつてフジテレビ系『愛という名のもとに』(1992年)やNHK大河『利家とまつ~加賀百万石物語~』(2002年)、フジ系『白い巨塔』(03年)、映画『20世紀少年』(08~09年)などで一世を風靡しましたが、次第に大作から遠ざかり還暦を迎えたここ数年、代表作と呼べる作品が見当たりません」(テレビ誌ライター)。

 今年1月期のテレビ朝日系主演ドラマ「プライベートバンカー」ではトレンディードラマの盟友とも呼ぶべき鈴木保奈美(59)と共演して話題になり平均視聴率も7.2%(ビデオリサーチ、関東調べ)と健闘。ただ、「劇中では唐沢演じる主人公の前髪の白髪メイクがそこだけやけに目立ち、気になって仕方なかったです」(前出のテレビ誌ライター)といった声も。還暦を過ぎただけに老練な役柄にあえてチャレンジした唐沢は、この秋の仕事でさらに老け顔に。

「テレビ東京で行われた10月17日スタートのテレビ東京系ドラマ『コーチ』(金曜午後9時)の会見にサプライズ出席した唐沢は『プライベートバンカー』の役柄よりさらに白髪を“増毛”し、しかも顔面白い髭だらけ。完全にさえない高齢のオッサンと化していた唐沢の姿に、取材陣から『地毛かな? メイクかな?』とどよめきが起きたほど。『愛という名のもとに』や『白い巨塔』をリアルで見ていた世代には、かなりショックな姿だったのではないでしょうか」(同)

 ただ、62歳の唐沢にはそれなりの計画があるようだ。老け役で登壇した唐沢は「視聴率は勝ち目がない」と笑いをとりつつ、「主演の役者が“俺が、俺が”みたいなドラマは面白くないしそういう時代ではない。俳優(キャスト)重視ではなく作品重視で作るべき。引く時は引くし、(制作サイドは俳優のネームバリューを)捨てる勇気がないとダメ。ドラマが面白ければ、主演が誰でも視聴者に見てもらえる」と持論を熱く語った。

「裏を返せば、トレンディー俳優として知られた自身のネームバリューはもう時代遅れということでしょうか。思いっきり老けた姿を進んで公開したことで、自ら“オワコン”であることを宣言したようにもみえました。深読みすれば、『キャストより作品重視』という発言は日本の芸能プロダクションとテレビ局による“キャスティング行政”に疑問を呈したうえで、Netflixなど海外配信サービス作品への出演を望んでいるように聞こえますね」(スポーツ紙記者)

次ページ:唐沢に“ベタ惚れ”

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。