「先生は間違うていました」で済まない…朝ドラ「あんぱん」の”ご都合主義”に強烈な違和感
のぶが取らなかった戦争責任
朝ドラことNHK連続テレビ小説「あんぱん」が終了してから約1週間。面白いドラマだった。ただし、見過ごせない問題があった。戦争責任である。なぜ、のぶ(今田美桜)は国家主義の教師として児童たちを戦争に駆り立てながら、終戦と同時に民主国家の旗振り役だった高知新報に入社できてしまったのか。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】
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やなせたかしさんとその妻・暢さんをモデルとする柳井嵩(北村匠海)とのぶの個人史が、本人たちのものと食い違っているくらいなら、全く問題ない。...


