「“ビジネスエセ保守”という言葉以上にキツい文言が…」 小泉進次郎陣営の「ステマメール」騒動には原案があった! 「牧島さんのせいだけにするのは問題」

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【全2回(前編/後編)の前編】

 自民党総裁選のスタート直後から首位を独走していた小泉進次郎農水相(44)だが、選挙戦の中盤以降はまたもや能力不足が露呈してしまった。「ステマメール」騒動も追い打ちをかけることに。新総裁には人事、対米外交、連立交渉という難題が待っている。

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 自民党総裁選投開票日のちょうど1週前、党のYouTubeチャンネルで「ひろゆきと語る夜 #変われ自民党 日本の未来を語れ! 自民党総裁選」が生配信された。司会を務めた「2ちゃんねる」元管理人・西村博之氏の“アドリブ質問”への対応力が問われる討論会。特に話題を呼んだのが、「日本をどんな感じの国にしたいのか、英語で1分間でお答えいただけるとありがたい」との質問への対応の差だった。

 米・ハーバードに留学経験のある、林芳正官房長官(64)と茂木敏充前幹事長(69)が英語でとうとうと語ったのに対して、小泉農水相は、

「ひろゆきさんの提案に乗ってはいけない」

 と笑顔で受け流して、日本語で答えたのである。

小泉氏には落胆の声が

「小泉氏は曲がりなりにも米・コロンビア大の大学院に留学した経験があります。英語は話せるはずなのですが、6年前の失敗を繰り返すまいとしたのでしょう」

 とは政治部デスク。

「小泉氏は2019年9月、環境相に就任した直後に米国で開かれた国連気候行動サミットに参加しています。当時38歳。男性として戦後最年少の閣僚となり臨んだ初めての外遊でした。その際、気分が高揚したのか、現地の記者会見で気候変動問題に取り組む姿勢を“セクシーでなければならない”と、不可解な英語表現を交えて発言し、炎上した苦い経験があります」

 翌日の中高生相手の討論会でも、

「学生からの英語での問いかけに、『正確にお伝えしたいので』と日本語で返答。SNSには “逃げた” “セクシーな英語での回答を拒否”といった落胆の声が溢れています」(同)

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