「終活」があるなら「終淫」も… 少子高齢化社会で誕生しそうな“新語”を考えてみた(中川淳一郎)
終活というものを深く実感する出来事がありました。8月中旬の金曜日、私がコラムを連載している佐賀新聞の担当者から電話が。
「佐賀県多久市の『武冨果樹園』の武冨干城(たてき)さんという方が“ウチのシャインマスカットを一度食べてもらいたい”とのことです。興味があったら電話を」
すぐに武冨さんに連絡し、翌日、友人と一緒に、私が住む唐津市の隣の多久市へ。
ビニールハウスの中に長嶋茂雄ソックリのお爺さんがいて、相好を崩しながら、「私は親父から“せめて文藝春秋と週刊新潮を読め”と言われてずーっと購読しておるんや。...

