一人ご機嫌の「麻生太郎氏」 「主流派に戻ることしか考えていない」キングメーカーは決選投票でどう動くか

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支持層から“飽きられている”

「仮に小泉氏と高市氏、小泉氏と林氏で決選投票が争われるとして、麻生派はいずれの場合も小泉氏に投票することになるでしょう。“麻生氏は主流派に戻ることしか考えていない”との言葉も聞こえてきています」
 
 昨年の衆院選、今年の都議選、参院選と敗北が続き、今回の総裁選のキーワードは「解党的出直し」とされた。

 が、こうやって水面下の動き1つとっても、従来の自民内の権力闘争と何ら変わらないようにも見えてくる。

「今回、投票権を有する党員は去年比14万人減の91万人との報道がありましたが、回収率も悪くなっていると内部から聞きました。去年に続いての総裁選であることを差し引いても、支持層からも“飽きられている”段階にあると見てよいのかもしれません」(同)

 石破氏に対して批判的な声の一つは「何がやりたいのかわからない」というものだった。しかし、麻生氏や麻生派がいかなる政策を実行したいのかを知る人は少ない。

デイリー新潮編集部

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