10億円の高級コンドミニアムを会社に買わせた新浪剛史の“タカリ体質” 「現地社員をコキ使い、奥さんのためにカラオケ機材を」
経済同友会は9月30日、違法な成分が含まれた疑いのあるサプリメントの購入を巡り、新浪剛史代表幹事(66)が辞任すると発表した。一方、薬物疑惑の震源地・米ニューヨークでは、経営者としての品格を問われる要求を重ねていたことも新たに判明した。
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大富豪で世界三大投資家の一人であるジョージ・ソロス、実業家でニューヨーク市長も務めたマイケル・ブルームバーグ、そしてメディア王として知られるルパート・マードック。文化人なら映画監督のウディ・アレン、それに歌手マドンナなどあまたのセレブが居を構える地区が、NYマンハッタンのアッパーイーストサイドである。
かつてはルーズベルトやケネディなど、歴代大統領も住んでいた高級住宅街には、富裕層向けのアパートメントやコンドミニアムが立ち並ぶ。一帯は緑豊かで広大なセントラルパークに隣接しており、メトロポリタンやグッゲンハイムといったNYを代表する美術館などの観光スポットや、五つ星の高級ホテルも点在。メインストリート沿いには、高級レストランやシャネル、プラダ、ティファニーといったラグジュアリーブランドが、競うように出店している。
米国に住む日本人マッサージ師
そんなNYを象徴するきらびやかな街の一角に、渦中の男がひそかに“別邸”を構えていた。彼の名は、経済同友会の代表幹事を務める新浪剛史氏。薬物疑惑で警察の強制捜査を受けた彼は、NY滞在中に、捜査の目が自らへと向けられたのを知ったという。
実際、一連の疑惑が公になった後、「週刊文春」のインタビューで新浪氏は、
「8月9日、私はニューヨークにいて、彼女から連絡があって知りました」
と語っている。ここで言う「彼女」とは、「米国に住む60歳くらいの日本人マッサージ師」だと新浪氏は説明しているが、NY滞在中に何を伝えられたのか。
社会部デスクの解説。
「新浪氏が連絡を受けたと明かした9日、福岡県警は県内在住の男性から違法大麻成分THC(テトラヒドロカンナビノール)を含むサプリメントを押収します。その後、逮捕された男性は、取り調べでNYに住む姉から違法サプリを送られたと述べたのです」
この姉が、新浪氏に「弟の逮捕」を知らせたのだ。
「その後の捜査で、件の容疑者は違法サプリを新浪氏へ送る段取りをしていたことが判明。それを受けて福岡県警は、8月22日に麻薬取締法違反の疑いで新浪氏の自宅を強制捜査したのです。家宅捜索の結果、違法サプリなどは押収されず、新浪氏の尿検査も結果は陰性。肩透かしを食った県警は、NY在住の容疑者の姉にも面会して取り調べをして、事件の全容解明を目指しています」(同)
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