死刑求刑「長野4人殺害事件」 市議会議長だった父と母は、なぜ「息子の異変」を見過ごしたのか 専門家が指摘していた「特殊な親子関係」

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 今から2年前に長野県中野市で発生した、住民と警官計4名の殺害事件。青木政憲被告(34。事件当時は31)が、2023年5月25日、近所の女性2人に悪口を言われたと思い込み、ナイフで刺殺。通報で駆け付けた警察官2人も猟銃やナイフで殺害したという惨事である。

 この事件の公判が9月4日から開かれ、26日に結審した。弁護側は、被告が犯行当時、統合失調症による妄想に強く支配され、心神耗弱状態だったとして刑の減軽を主張。青木被告は黙秘を貫いていたが、最終日になって突如、「私は異次元の存在。...

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