「広末」退所はむしろ好都合? 「吉岡里帆」「有村架純」「戸田恵梨香」3本柱が充実で笑いが止まらない芸能事務所とは

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 芸能事務所「フラーム」の勢いが止まらない。看板女優だった広末涼子(45)が独立して1年半、一体何があったのか。

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 フラームは1998年に設立され、芸能事務所としてはそれほど歴史があるわけではない。民放プロデューサーは言う。

「昨年5月に吉岡里帆(32)が前事務所A-Teamの廃業を受けて移籍してきました。今年4月には宮崎優(24)、5月には白石聖(27)、8月には元欅坂46の長濱ねる(27)が次々とフラームに入ってきた。新人ではなくすでに活躍している若手女優ばかりが移籍してくるので、ドラマや映画はもちろん、CMの収入も大きくなっているようです」

 そもそもは、広末涼子のための事務所だった。

「現在も代表を務める井上義久氏は、もともと広末涼子のマネージャーでした。彼女とともに独立して設立したのがフラームでしたから、まさに看板女優だったわけです」

 ところが、一昨年、広末の不倫が報じられる。一度は否定したものの謝罪することとなり、事務所は無期限謹慎処分とした。

「その後、広末は前夫と離婚。26年にわたり所属したフラームから昨年2月に独立し、個人事務所を立ち上げて社長に就任しました。ところが、個人事務所ではなかなかいい仕事が入ってこなかったようです。ようやく映画主演のオファーがあってクランクインしたものの、自身が運転する車が高速道路で大型トレーラーに追突。搬送された病院で看護師に暴行をふるって傷害の現行犯で逮捕されました。言動がおかしかったことから一時は薬物の疑いも報じられましたが、今年5月に双極性感情障害および甲状腺機能亢進症であることを公表し、芸能活動の休止を発表しました」

 そんな広末が独立したすぐ後に入ってきたのが吉岡だった。

ドラマや映画のみならず

「看板の広末が抜けたフラームですが、すでに戸田恵梨香(37)や有村架純(32)といった若手が育っていましたから、経営に問題はありませんでした。ですが、吉岡は彼女たち以上に稼いでいます。仕事量は有村の倍、一説には広末の数倍は稼いでいるとか。CMだけでも宝くじやUR賃貸住宅など9本を数え、昨年公開された映画『正体』で日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞、11月からはドラマ『ひらやすみ』(NHK)と世界同時配信されるドラマ『イクサガミ』(Netflix)、来年は大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)に主役の豊臣秀長の妻役で出演とノリにのっています」

 NHKへの出演はドラマばかりでなく、「知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?」ではMC、「Dearにっぽん」ではナレーションもこなしている。

「いまやフラームの稼ぎ頭と言ってよく、それが証拠に、社長自らが現場に来ることもある。非常に珍しいことになっています」

 出産してドラマから遠ざかっていた戸田もグッチのブランドアンバサダーに就任、先日はカルティエの銀座4丁目ブティックのオープニングイベントに出席するなど活動を再開させている。有村は公開中の映画「ブラック・ショーマン」に出演中だ。

 さらに、若手が続々と入ってくるのだから景気がいい。

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