BPO審議中でも「月曜から夜ふかし」の「放送継続」決定 過去の「即打ち切り」番組との違いは?

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現在はイエローカードに

「かつてはBPOが審議入りする前に番組を打ち切りました。審議入りするような番組は続けられないという判断が強く、反省や責任、けじめのつけ方として“番組終了”が妥当という対応が目立ちました。審議入りはレッドカードで一発退場というイメージでしたからね。今はイエローカードになったようなイメージです」

 BPOの影響力が弱まったということだろうか。

「実はBPOはNHKと民放連の加盟社によって出資・組織された任意団体です。あくまでも番組の改善を促す団体で、番組を潰そうとしているわけではない。つまり、番組を打ち切るのも続けるのも各テレビ局の判断となります。そのため数字の取れる人気番組は残す傾向が強い。もちろん再発防止案や報告書を提出して自浄努力をした上での番組継続ですが……」

「月曜から夜ふかし」はどうなったのだろう。

「『夜ふかし』は再発防止策を公表するまで街頭インタビューを中止しましたが、過去のインタビュー映像を使うなど番組構成に大きな変化はありませんでした。すでに街頭インタビューは復活しましたが、内容がどこか大人しめでインパクトや面白さがパワーダウンしたように思います」

「わざわざ、見たい」だろうか。

デイリー新潮編集部

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