「セ・リーグ」DH制導入で“投高打低”は打開される? 日本初採用「1975年のパ・リーグ」ではことごとく“打撃成績を落としていた”

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セ打撃部門に異変あり

 阪神が2年ぶり、2リーグ制では最速となる圧倒的な強さでリーグ優勝を決めた翌日の9月8日、藤川球児監督(45)は守護神・岩崎優(34)と最速優勝の立役者とも言われるセットアッパーの石井大智(28)の登録を「リフレッシュ休暇」として抹消した。セ・リーグファンや関係者の関心は、2位以下の順位とクライマックスシリーズ、そしてタイトル争いへと移された。

 そのタイトル争いの打撃部門で、ある“異変”が起きている。

 阪神優勝から1週間ほどが経過した9月15日の時点で、セ・リーグには打率3割を超えたバッターは一人しかいないのだ。...

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