【総裁選】なぜ高市早苗氏と旧安倍派は人前に姿を現さないのか 陣営からは「もっとメディア露出を」の声が

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懸念材料

 高市氏についての懸念材料はほかにもあって、

「高市氏の夫、山本拓元衆議院議員(73)が今年に入ってから脳梗塞で倒れてしまった。彼女が氏の入浴介助などを行っているといわれています」(前出のデスク)

 しかし、拓氏と前妻の間の子である、山本建福井県議(41)に話を聞くと、

「そもそも(拓氏が)介護認定を受けているとは聞いてないんです」

 拓氏が現在、高市氏と共に東京・赤坂の議員宿舎に暮らしていると認めつつ、

「確かに体調を崩したのは事実です。父はどんな時でも、“大丈夫”としか言わないので、周囲にも確認したところ、“ちゃんと一人で歩いているよ”と。今は車いすや松葉づえは使わず、ゆっくりではありますが、自分で歩いている状態だそうです。(付きっ切りの介助が必要だったのは)当初の話でしょう。父と私の二人で総裁選のサポートをしようと話しています」(同)

他候補の動きは?

 ここで、他候補の動きも見ておこう。

 まず、茂木敏充前幹事長(69)は他候補に先駆けて、9月10日に出馬を正式に表明した。

「茂木氏がいの一番に名乗りを上げたのには理由があります。彼は前回、幹事長の立場でした。ために、総裁選に出遅れたのですが、“早く名乗りを上げてさえいればもっと浸透していた”という自負があった。それで、今回は最初に表明したのです」(前出のデスク)

 一方、林芳正官房長官(64)氏と小林鷹之元経済安全保障相(50)は共に3連休明けの9月16日の表明となった。

「小林陣営は前回、中堅・若手が中心でしたが、今回は小林氏と同じ千葉が地盤の石井準一参議院議員(67)と浜田靖一前国対委員長(69)らベテランが陣営に名を連ねています。11日に開催された陣営関連の勉強会にはオンライン参加や秘書の代理出席を含めて、総計45名が参加。勢いが感じられます」(同)

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