“ホームラン量産”で話題を独占した「新型バット」 国内向けに販売開始「ミズノ」担当者が明かす“これまでのバットでは味わえない魅力”
「投高打低」の野球界に変革を起こせるか?
打者の飛距離に関する悩みは、アマチュアだけではなく、プロの世界でプレーする選手たちも同様だ。特に近年の NPBは投手のレベルが格段に向上し、その平均球速は上昇の一途を辿っている。
2014年に141.4kmだった投手の平均球速は、2023年には146.6kmに。かつては速球派投手の代名詞だった150 km以上のボールを投げる投手も、決して珍しい存在ではなくなった。
「かつては900gを超える重めのバットを使う選手もいましたが、近年は速いボールに対応するために、870g程度の軽めのバットを使う打者が増えています」(安河内氏)
近年のプロ野球は「投高打低」の傾向が色濃く、セ・リーグの首位打者争いトップは、打率.303の小園海斗選手(広島)。パ・リーグもギリギリ3割を上回る打率.301の村林一輝選手(東北楽天)が1位で、両名以外はいずれも打率2割台。90年を超えるプロ野球史で初の打率2割代の首位打者誕生の可能性もありうる状況だ。(打率はいずれも9月12日現在)
「近年は商品のラインナップも増えており、それぞれの好みに合った用具を見つけやすくなっているように感じますし、これからは目指すプレースタイルに合わせた用具選びが一般的になっていくのではないかと思います。トルピード型バットに興味をお持ちの方は、ぜひ一度お店に来ていただいて、使い心地を試していただけたら嬉しいです」(安河内氏)
「打球が飛ぶ」と注目を集めた新型バットは、果たして悩める打者の救世主となれるだろうか。
[3/3ページ]


