「奥歯の不具合」がアルツハイマーにつながる! 専門家が教える予防方法

ドクター新潮 ライフ

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 歯の数が減ることでアルツハイマー型認知症のリスクが高まる――。こうした研究は従来知られてきたのだが、なかでも「奥歯」が失われると、その危険は最大で5割も増すという。科学ジャーナリストの緑慎也氏が、「歯と脳」の密接不可分な関係をレポートする。【緑 慎也/科学ジャーナリスト】

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「唇亡びて歯寒し」とは、一方が失われると他方も危うくなる関係を意味する慣用句である。国であれば同盟、企業ならば提携関係にある片方がつぶれることで、他方も深刻なダメージを受けるという事態が想定されるのだが、実は歯は、唇にとどまらず他の器官とも極めて深い関係にあるのだ。...

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