「年の差婚」はもううらやましくない? 藤森慎吾の「ウェディングフォト」が叩かれてしまう理由
「トロフィーワイフ」への視線の変化も? 「見せ過ぎ」の恋愛・結婚投稿に対し広がる拒絶反応
また世間の微妙な空気の背景には、藤森夫妻が15歳差ということへの戸惑いもあったかもしれない。結婚をプロモーションツールとして使う女性芸能人は少なくないが、男性側が意図的に妻を「見せる」ケースで多いのは「トロフィーワイフ」としての若妻自慢だからだ。
はじめしゃちょーも結婚発表の直後、「妻は10歳年下の女子大生インフルエンサーでは」といううわさがSNSを駆け巡った。こうした疑惑が出るのを見越し、はじめしゃちょーは動画内で「YouTuberやインフルエンサーとかではなく、芸能活動などをしていない女性」と説明していたのものの、何枚も投稿された写真を見れば若々しくかわいらしい雰囲気の女性だということは十分に伝わってくる。やっぱりお前も若い美人妻自慢かと、うがった見方をする人が出てくるのは避けられない。
かつては「金持ちの男性が若い妻と結婚する」ことは男性にとっての「夢」でありステータスだったが、昨今では、男性側の財力と女性側の若さの交換、と言わんばかりの結婚には、祝福どころか反発の声が上がりやすくなっている。
SNS上では「見せ過ぎ」の恋愛・結婚投稿に対する拒絶反応も広がっている。「見せてほしい」「でも見たくない」といった複雑な心理が入り交じり、祝福も批判も「リアクション」として消費されていく。こうした状況で、芸能人が結婚を題材に続々とコンテンツを投下するのは、ある意味で「あえて炎上することで存在感を保つ」手段にもなっていくのだろう。「見たい」「見られたい」、そして「祝われたい」が交差する有名人のウェディングフォト投稿。その中で光っているのは赤い糸でつながった薬指の指輪ではなく、赤字を回避する現実のそろばんなのかもしれない。






