出演作を見ても「はまり役だっただけ」と言っていたが… 山田和利さんが息子・裕貴さんに抱いていた“本当の思い”
物故者を取り上げてその生涯を振り返るコラム「墓碑銘」は、開始から半世紀となる週刊新潮の超長期連載。今回は8月16日に亡くなった山田和利さんを取り上げる。
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山田裕貴さんは2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」での本多忠勝役をはじめ、引く手あまたの活躍を続けている俳優だ。
18年、裕貴さんはナゴヤドームで中日対ヤクルト戦の始球式に登板。投球を終えた彼は涙ぐみ、周囲は驚く。「野球を諦めて俳優を目指してからの夢が、いつか始球式に登板することでした」と、その胸の内を語った。...

