違法ギャンブル胴元が「大谷翔平」の“潔白”を確信した瞬間…「オオタニはマウンドにいるのに彼の口座に動きがあった。それではっきりとわかったんだ」と裁判で証言
試合中に大谷の口座に動きが…
ドジャース・大谷翔平(31)の個人口座から約1700万ドル(約26億4200万円)を不正に引き出し、違法ギャンブルにのめり込んでいた水原一平受刑者(40=収監中)の事件で、ギャンブルの胴元とされるマシュー・ボウヤー被告(50)の法廷での最終証言は、水原受刑者の奇行を改めて印象付け、衝撃的な内容を含んでいた。
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「現地時間8月29日、カリフォルニア州連邦地裁でボウヤー被告に判決が言い渡されました。同州の一部都市やネバタ州ラスベガス市を拠点に、700人以上の顧客を相手に、違法賭博を繰り返してきました。被告個人が一体いくら儲けたのか、よく分かっていません。被告は違法ギャンブル事業のほか、マネーロンダリングや脱税などの罪にも問われていましたが、滞納していた160万ドル(約2億4000万円)の税金を一括返済し、司法取引にも応じていました」(米国人ライター)
連邦地裁が言い渡したのは「1年と1日の拘禁刑」。当初、検察側は禁錮15ヶ月を求めていたので、情状酌量が認められたようである。水原受刑者は「禁錮4年9ヶ月」で収監されたことを考えると、胴元のボウヤー被告の「1年と1日」は軽すぎる印象も否めない。
しかし、裁判の中で「水原とはどんな人物だったのか」と問われた際の被告人証言からは、「水原受刑者のほうが重い罪に問われたのは仕方のないこと」とも思えてくる。
「私はオオタニが投げるエンゼルスの試合を観に行っていた。観戦しながら自分のギャンブルサイトをチェックしていると、オオタニの口座から動きがあった。でも、オオタニはマウンドにいる。その瞬間、『これはすべてイッペイがやっていることだ』と、はっきりと分かったんだ」
水原受刑者の単独犯行であったことを証言し、さらにこう続けた。
「私はオオタニとは面識がない。イッペイは野球の試合にも賭けていたし、トルコのサッカーリーグだろうが、何だろうが、とにかく賭けまくっていた。ときにはサウジアラビアに10万ドル(約1500万円)、また違う日はウクライナとトルコの試合に10万ドルと。この私以外に、この国で1試合10万ドルもの賭けを受ける胴元がいるわけがない。でも、全てをイッペイが悪いとするのはアンフェアだろう。彼の立場を思うと罪悪感がある。それに、もしも、ショウヘイ・オオタニに会えるなら、この件に巻き込まれただけなのに、その名声に傷をつけてしまったことを謝りたい。つまり、彼は潔白で、最高のレベルで野球をプレーしているだけだ」
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