久しぶりに姿を現した「習近平」に“異変”が!? 「明らかにヨタヨタしていて、こっちが心配に」
明らかにヨタヨタ
中国共産党にとって今秋は重大な行事が続く。9月1日の「上海協力機構」首脳会議、3日の「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」パレードに続いて、10月は、党中央委員会第4回全体会議を開催するのだ。そんな中、習近平国家主席に健康不安説が浮上している。というのも、8月末に行われたイベントでの様子に“異変”があったのだ。全国紙の北京特派員が言う
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「8月20日に『チベット自治区成立60周年記念大会』がラサで開かれたのですが、そこでの習氏の歩き方が明らかにヨタヨタしており、顔も黒ずんでむくんでいた。こっちが心配になるほどしんどそうだったのです」
中国共産党幹部にとって毎年8月は「北戴河会議」の季節。北京に近い保養地で、引退した元指導部幹部と、現役幹部が重要事項を話し合う会合だ。非公式のため、この間、共産党幹部の動向は分からないことが多い。
習氏も、8月3日にアメリカ大使のパデュー氏と会った様子がSNSに出てから2週間以上、動向不明だった。
「その間、ちまたでは習氏が北京にある軍の301病院(共産党幹部専用の病院)に入院していたなど根拠のはっきりしないうわさが流れたりしましたが、久しぶりに姿を現した習氏の様子にみな驚いたわけです」(同)
「一時的に体調を崩した可能性」
もっとも、このタイミングで習氏が訪れた場所がよくなかったという見方がある。
「たとえば北京からチベットに飛行機で旅行したことがある人なら分かりますが、ラサは標高3600~3700メートルで富士山頂と同等。飛行機から降りたとたん頭痛がして、高山病になる人も少なくありません。72歳の習氏が、高地を訪問したことで一時的に体調を崩した可能性もあります」(別の北京特派員)
が、元産経新聞中国総局記者でジャーナリストの福島香織氏によると、気になるのが「林芝(ニンテイ)地区」の視察をパスしたことだという。
「ここには習氏が肝いりで主導する米林(メンリン)ダムが建設されます。江沢民氏の業績といわれる三峡ダムよりも規模が大きく、習氏が行かなければおかしい。それを元副首相の胡春華氏に任せてしまったのです」
胡氏は、習氏によって政治局委員から降格させられた人物。「政敵」と見られたことさえある。習氏にやっぱり何かが起きているのだろうか。



