「解散風を自ら吹かせるのは姑息」と石破首相に批判噴出 「解散を強行するなら、戦艦大和の沖縄特攻と同じ」

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「戦艦大和の沖縄特攻と同じ」

 元自民党本部事務局長で選挙・政治アドバイザーの久米晃氏が言う。

「解散風は総裁選前倒しに対するけん制に過ぎないでしょう。もし、解散すれば、自民党の議席は大幅に減ります。現状、衆議院は自公で220議席ですが、200議席を割るとみています。自民単独でも196議席から160~170議席程度にまで落ち込む恐れもある。まさに大敗です」

 さらに続けて、

「今の自民党には国民に訴えるべき大義名分が何もありません。こんな状況で解散を強行するなら、まさに(無謀な海上特攻の最中、鹿児島県沖で撃沈された)戦艦大和の沖縄特攻と同じになります」

 姑息な仕掛けに党内の反発は強まるばかり。石破首相が策など弄せず、森山幹事長の留任に全力を挙げていれば、このような局面は避けられたはずだ。人事の機微に疎く、足元から上がる批判にもどこ吹く風。地位にしがみつくばかりの石破首相が、いよいよもって窮地に立たされた。

週刊新潮 2025年9月11日号掲載

特集「総裁選前倒し議論の陰で…解散風を吹かせる石破首相の“姑息な仕掛け”」より

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