「麻袋から4人分の頭蓋骨が…」 発見されたスリランカ人所有の資材置き場が、近隣で気味悪がられていた理由

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近隣で気味悪がられているという資材置き場

 資材置き場の土地所有者の親族は、遺棄犯逮捕に懐疑的だ。

「警察とのやりとりで、遺骨に関する事件性は薄いとの感触を持っています。埋葬されていた骨がなんらかの事情で邪魔になり、不法投棄しやすそうなあの場所に捨てられた。そうみています。資材置き場には廃車や車の部品、洗濯機などが無造作に置かれ、近くにはさまざまな廃車が二十数台も雨ざらしになっている。どういうわけか、救急車や郵便局の軽バンもあります」

 そのため資材置き場は近隣で気味悪がられている上、

「土地所有者は90歳を超して施設に入っていますし、3年半ほど前、敷地をスリランカ人社長に貸したその息子も離れた場所に住んでいます。要するに、資材置き場には周辺の住人は近寄らず、中に人がいることもほとんどない状態です」(同)

「失礼ながら、社長の知り合いかと考えたり……」

 となると、遺棄犯は、

「失礼ながら社長の知り合いかと考えたりもしました。資材置き場から車で20分の場所に自動車部品などの製造工場が集まる工業団地があり、大勢の外国人が働いている。スリランカを含む南アジアの人も多く、社長の知り合いで資材置き場の存在を知っている人物がいるかもしれない。もっとも、具体的には思い付きませんが」(前出の土地所有者の親族)

 誰が、なぜ捨てたのか。改めてスリランカ人社長に聞くと、

「自分には分からない。心当たりも、まったくない。いま警察といろいろ話をしています」

“陸の孤島”で起きたナゾだらけの犯罪。真相解明には時間がかかりそうだ。

週刊新潮 2025年9月11日号掲載

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