三山凌輝と結婚した趣里が抱える「二つのリスク」とは? 「カップル売り」の時代に逆行…役者としての評価に影響する可能性も
先月、「BE:FIRST」のRYOKIこと三山凌輝(26)と結婚していたことを発表した女優の趣里(34)だが、三山の以前のスキャンダルから今後を不安視する声も上がっている。夫婦の関係性をウリにする芸能人カップルが増えている中、趣里が選んだ選択肢は「いばらの道」にも思えるが……。【冨士海ネコ/ライター】
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【写真を見る】「目の形がソックリ!」の趣里…両親「水谷豊」「伊藤蘭」と並べてみた
俳優・水谷豊さんと伊藤蘭さんというビッグネームを両親に持つ実力派女優・趣里さんが、アーティスト兼俳優の三山凌輝さんとの結婚と妊娠を発表した。だが、ニュースが報じられるやいなや、SNSには「本当に三山さんでいいのか」「いつまで持つか」といった心ないコメントがあふれた。理由は、三山さんにまつわる過去の悪評だ。YouTuber・Rちゃんとの婚約破棄トラブルが週刊誌に取り上げられ、活動を休止している最中の結婚。さらに彼は趣里さんより年下で、芸能活動のキャリアも浅い。かつて梅宮アンナさんが詐欺行為で逮捕された羽賀研二さんと交際して世間を騒がせたことを思い出す声すらあり、「女優としてのキャリアを台無しにするのでは」と心配もされている。
当人たちにとっては「余計なお世話」以外のなにものでもないだろう。ところが、いまや芸能界を見渡せば、「カップル売り」全盛期である。かつては家庭の匂いを漂わせないことこそが一流芸能人の証しだったが、最近は自分と同じだけ人気と実力を兼ね備えた伴侶と一緒に登場することが大きな羨望(せんぼう)を集める。1+1が単純な2ではなく、10にも100にもなる時代、世間的に「不安要素の多い相手」と結婚することは、タレントイメージを大きく損なうリスクを伴う。
岡田将生・高畑充希夫婦、窪田正孝・水川あさみ夫婦…カップルブランドが芸能界を席巻する時代
同世代で妊娠を発表した芸能人夫婦といえば、岡田将生さんと高畑充希さんが思い浮かぶ。美男美女ということで結婚発表時には祝福の声があふれ、二人がパリでにこやかにポーズを決めた写真は大きな反響を呼んだ。
また大政絢さんは出産後に夫のONE OK ROCKのToruさんと女性誌に登場。雑誌の表紙を飾ったカップルといえば窪田正孝さんと水川あさみさん夫婦もいる。
さらに、安藤サクラさんと柄本佑さんは、互いに実力派俳優として第一線を走りながらも、インタビューで家庭生活の一端を語るたびに「尊敬し合っている夫婦」としてのブランドを確立。仲里依紗さんと中尾明慶さんはYouTubeチャンネルでの夫婦共演が大人気で、気取らないやりとりがそのまま好感度につながっている。
近年の芸能界では、結婚そのものが一つの「ブランディング」の役割を果たす傾向が強い。夫婦セットでの露出が話題を呼び、互いの人気を補強し合う構図だ。
こうした事例を見ると、芸能界において「誰と結婚するか」は、今やキャリアを大きく左右するファクターとなっていることが分かる。結婚相手との相乗効果をどう生み出すかは、男女ともに大きな課題だ。その意味で、三山さんとの結婚は、趣里さんにとって「ブランディングとしての結婚」とは真逆の方向に見える。彼には不祥事のイメージがつきまとい、休業中でもある。祝福よりも不安の声を呼んでしまったのは、この「カップル売りの時代」に逆行しているからだ。
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