「横浜流星」が堂に入り、名手の脚本は冴え渡るばかり…大河「べらぼう」が面白い理由

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脚本は森下佳子氏

 NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」が面白い。横浜流星(28)による蔦屋重三郎役はすっかり堂に入り、名手・森下佳子氏(54)による脚本は奥行きが広がるばかり。なにより、男と女、武士と町人が、あの時代も人間としては対等だったと強調するところが令和の大河にふさわしい。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】

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