日テレ「カズレーザーと学ぶ。」終了に“疑問の声”が広がる理由 「後継番組」に囁かれる“不安要素”とは
8月18日に日本テレビで放送された特番「X秒後の新世界」(22:00~23:00)のエンディングで“3,718,800秒後 この番組がレギュラーになる”と発表された。その翌日、同じく日テレの「カズレーザーと学ぶ。」(火曜22:00~23:00)では、次回9月2日が最終回になると告知された。「カズレーザーと学ぶ。」の後枠に「X秒後の新世界」が収まると見られているのだが……。
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日テレ関係者は言う。
「『X秒後の新世界』がレギュラー化されるとは、寝耳に水の話でびっくりしました。おそらく編成は極秘裏に話を進め、スポンサーにも説明していたのでしょう。しかし、なぜそれが『カズレーザーと学ぶ。』の後枠なのか、終了を惜しむ声がSNSでも局内でも広まっています」
お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザー(41)がMCを務める「カズレーザーと学ぶ。」は、バラエティ番組ながら“最新の学説を各界の専門家から学ぶ”という超ハードコアな教養バラエティとして異彩を放っていた。
「視聴率はそこそこでしたが、8月10日にカズレーザーと女優の二階堂ふみ(30)の結婚が発表されると、翌々日の放送は世帯視聴率8・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)を記録。前回(7月29日)の6・1%から2ポイント近くも上がったのです」
ご祝儀相場というやつだろうか。
「私たちもそう思いましたが、その翌週、つまり最終回が発表された19日は8・5%とさらに上げてきたのです。おそらくご祝儀で見た視聴者が『なかなか面白い番組だ』と思って視聴を継続した結果だと思います。いずれにせよ、ようやく火曜夜のラインナップがまとまったところだったのに……」
日テレの火曜夜は強力なバラエティ番組が並んでいる。
コアでは「報ステ」にWスコア
●19:00~「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」(中京テレビ制作)MC:ヒロミ、小峠英二
●20:00~「踊る!さんま御殿!!」MC:明石家さんま
●21:00~「ザ!世界仰天ニュース」MC:笑福亭鶴瓶
●22:00~「カズレーザーと学ぶ。」MC:カズレーザー
「ちなみに19日の世帯視聴率は、『オモウマイ店』が9・4%、『さんま御殿』が8・8%、『仰天ニュース』が9・5%で、これらの老舗番組に『カズレーザーと学ぶ。』が肩を並べたところでした。しかも、コア視聴率(13~49歳の個人視聴率)で見ると、裏番組の『報道ステーション』(テレビ朝日)にWスコアに近い差をつけていました」
視聴率三冠王の奪還のため打倒テレ朝を掲げる日テレとしては、最高の顔ぶれだったかもしれない。
「もちろん、レギュラー化する『X秒後の新世界』も18日の特番は6・1%と決して悪くはないのですが、物足りない。編成は今、頭を抱えていると思います」
とはいえ、「カズレーザーと学ぶ。」も深夜のパイロット版から始まり、2022年10月にレギュラー化。3年を経て人気が出た。「X秒後の新世界」だって続けているうちに人気が出るかもしれない。
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