「やっかみですよ」人気YouTuber社長がネットで嘲笑の的の「残クレアルファード」を「実は勝ち組」と擁護するワケ

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「残クレアルファード」というネットミームが大流行している。「残価設定型クレジット」という条件の悪いローンを利用し、身の丈に合っていないのに見栄を張ってトヨタの高級車「アルファード」を乗り回す若者を茶化したミームだ。この風潮に異を唱えるのが、人気YouTuber社長の中野優作氏である。「実は彼らは勝ち組」と擁護し、流行の根っこに「意地の悪いやっかみがある」と訴える。

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“手取り20万円でもイケる”

「残クレアルファード」の発信源は、YouTube「破滅チャンネル」がAIを利用して作成したパロディ動画である。

 ラップミュージックに乗って登場するのは、〈手取り20万円でもイケる〉と残クレを利用してアルファードを購入したヤンキー風5人家族。一家は頭金ゼロで〈公道ヒエラルキーの最高峰〉になれたものの、ガソリン代が高騰し、出かけられるところは近所のドンキホーテくらい。最後は残クレの“落とし穴”にハマって破産してしまうという3分弱の動画だ。

 これが配信3カ月で750万回以上再生。他のYouTuberも面白がって次々と派生動画が出してくるほど、大バズり中なのである。

 まずは中野氏にこの動画が流行した理由について解説してもらおう。中野氏は「ビッグモーター」の社員を経て、2017年に中古車販売会社「株式会社BUDDICA」を香川県で創業。わずか8年で全国に14店舗を展開させるほど成長させた注目の起業家である。YouTuberとしても有名で、中古車業界の本音を明かしたYouTubeチャンネル「中野優作 / CAR and LIFE.」は登録者数46万人に達している。

「街中でよく見かけるじゃないですか。アルファードに乗っているけど、まったくお金持ちに見えなさそうな若い家族。彼らに対して、貧乏人のくせにイキリやがってという見方が元々世間にあったのでしょう。やっぱり『残クレ』使っていたんだな、とバカにしているわけです」(中野氏、以下同)

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