「やっかみですよ」人気YouTuber社長がネットで嘲笑の的の「残クレアルファード」を「実は勝ち組」と擁護するワケ
何にお金を使うかは人それぞれ
しかし、やはり動画が茶化したように、本来、車を買う時は見栄を張らず、身の丈にあったランクを選ぶべきなのではないか。この指摘に中野氏は「確かにその通りではありますが、一概に残クレを否定はできないです」と続ける。
「もちろん、キャッシュか金利が安い銀行ローンで買うべきです。ただ、銀行ローンは組めないけど、どうしても憧れの車が欲しいという人の最終手段としてはアリだと思うのです。僕も昔から車好きで、20代前半の金がない頃、手取り20万円くらいだったのにいい車に乗ってローンと維持費で月10万円くらい払っていた時期があって…」
動画に出てくる一家が昔の自分に重なると言うのである。
「車の中でカップラーメンを啜っているような暮らしでしたけれど、好きな車に乗れて幸せでした。友達たちがクラブなどに行って飲み歩いていた分を僕は車に費やしていただけの話。お金の使い方は人それぞれだと思うのです。もっといい車に乗りたいと頑張ってきたから、今の自分がある気もしますし」
とはいえ、後先考えずに残クレには手を出さないようにと注意喚起する。
「月々にかかる車両保険代、ガソリン代などをちゃんと見積もって家計がやりくりできるか考えてからにすること。そして、アルファードやレクサスなど、リセール価格が落ちない車を選ぶことをお勧めします」
中野氏はこうした持論を語る動画を自身のYouTubeにアップすると、思わぬ“攻撃”を受けるハメになった。元のバズり動画を出した「破滅チャンネル」から、「残クレンジャー 中野勇作さんへ アンサーソング」という動画を出されてしまったのだ。サムネには〈聴け、中野〉。〈残価設定型クレジット戦隊 ザンクレンジャー〉の“唯一の味方”としていじられた。
中野氏は苦笑して語る。
「人気パロディ動画に出させていただくほど知名度が上がったのかと思うと、恐縮しきりです。面白い動画だとは思っているので楽しませてもらっていますよ。ただ、僕はこれからも車を愛するユーザーの味方であり続けたいです」






