ラーメン屋では“大盛”どころか“ハーフ”を選ぶように…若者には分からない「50歳を超えて驚いたこと」 まさか同世代に孫ができる日が来るとは
精神はあまり成長しなかった
【6】酒が弱くなると思ったが弱くならない
「若い頃はいくらでも飲めたからな~」という先達の声をよく聞いていた。自分もそうなるのかと思っていたが、まったくそんなことはない。さすがに若い頃のように大酒飲み勝負などはしなくなったものの、特に限界は来ない。ただ、気付いたら寝ていることはある。
【7】人の名前が覚えられない
新しい人と会い過ぎるという問題もあるのだが、かつて名刺を見れば、その名刺を受け取った時の映像と相手の顔を思い出せたが、今はもう無理。一発で名前を覚えられる人は3人に1人ほどになってしまった。しかも、かなりの確率で「小林」と「伊藤」を間違えてしまう。なぜかこの2つは「上品系の苗字」というイメージがあり、間違える。
【8】60代の人が意外と元気なことを知り、己と比較して絶望する
上記のようなことから自らの体が弱くなったことを痛感しているが、あまり年齢が変わらない60代の人々の元気さに絶望感を覚える。何しろ、平然とゴルフやダイビングをしたり、ハシゴ酒は4軒、なんてことも可能。それでいてその5時間後には仕事に出ている。波平の時代は55歳が定年だったが、この人達はいつまで働くんだ! と舌を巻いてしまう。
【9】同世代に孫がいる
地方都市に住んでいるというのもあるのだが、孫がいる同世代も案外多い。それはそうなのだ。たとえば20歳で自分が生まれたとして、自分も20歳で子供を授かったとしよう。今の時代、地方とはいえ結婚年齢は上がっているから、その子が23歳で結婚したらその段階で本人は43歳。2年後に孫が生まれた時は45歳。となると52歳の場合、すでに「今年から孫が小学校なのよ~」なんて言われるのである。
【10】相変わらずファミコンをやり続け、『キン肉マン』を読んでいる
かつて大人になったらゲームなどやらないようになると思っていたが、やり続けて早や45年。友人と「秘密基地」に集まったらそこではファミコンミニ(30のゲームが内臓された小型ファミコン)と、スーパーファミコンで「ぷよぷよ」や「桃太郎電鉄」「マリオカート」を相変わらずやる52歳になってしまった。
さらには、週刊少年ジャンプも少年でなくなったらもう読まないだろうと思っていたのだが、漫画喫茶に行くとつい読んでしまうのは80年代中盤のジャンプの漫画。しかも、今は『キン肉マン』が連載されているため、新しいコミックスが出たら買ってしまう。
というわけで、改めて自分の人生を振り返ったが、身体は衰えるものの、精神はあまり成長しなかったことがよく分かった。



