酷暑と水不足の「異常気象」で「一等米が減少し、銘柄米は高騰」の深刻リスク…温暖化が招く「いまそこにあるコメの危機」
第1回【早くも「新米」高騰で“異色の兼業農家”は「5キロ5400円」を懸念…現実味を帯びる「深刻なコメ離れ」と「ラーメン1000円の壁」の共通点】からの続き──。農林水産省は全国のスーパーでコメの販売価格を調査し、その平均値を発表している。調査を始めた2022年以降、販売価格が過去最高に達したのは今年5月12日から18日までの週で4285円(税込、以下同)だった。(全2回の第2回)
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翌週から下落に転じ、最新の平均価格は8月11日から17日の週で3804円。...

