“大谷効果”で日本人客も激増! ロスでの「ドジャース観戦」に“透明なバッグ”が必需品な理由

スポーツ 野球

  • ブックマーク

スタジアムまで歩いていく日本人も

 朝から情報番組で「速報です!」という掛け声とともに、ドジャース・大谷翔平(31)の活躍を見聞するのはすっかり日常化している日本。ところで、大谷が活躍している現地、米ロサンゼルス市での熱狂ぶりはどうなのだろうか。

 元内外タイムス写真部長で「リングサイドの“必撮”仕事人」の異名を持ち、『プロレスラー 至近距離で撮り続けた50年』(新潮社刊)の著書もある山内猛氏(70)は、大の野球好きでもあり、メジャーリーグ観戦も続けている。この8月4日から6日のカージナルス戦、同8日から10日のブルージェイズ戦を本拠地、ドジャースタジアムで観戦した山内氏が、写真とともに現地の様子を教えてくれた。

 夫人とともに、8泊10日のロスの旅。山内氏は、ツアーは利用せず、飛行機からホテルから全て、自分で手続きをして観戦することにした。宿泊したのは、ロスのダウンタウン、リトル東京地区にある都ホテルロサンゼルス。壁面に大谷の絵が描かれており、ニュースなどで中継する際によく映る、あの建物である。

「観戦ツアーの宿泊先も、ほとんどが都ホテルです。11階建てで174室ありますが、ドジャースタジアムで試合のある日は、ほぼ満室になっています。試合のある日は、ユニオンステーション駅からスタジアムまで10分おきに無料バスが出ます。都ホテルからなら地下鉄で1駅、歩いても800メートルくらい。他にも観戦客が利用するホテルはありますが、ここが一番、立地がいいですね」(山内氏)

 ただ、山内氏が球場まで利用したのは、ツアー会社が運営しているスタジアムからホテルまで往復50ドルのシャトルバス。スタッフは日本語を話せないが、出発時には運転手が「GO! ドジャース!!」と盛り上げながら運転してくれる。

「ドジャースタジアムは丘の上にあります。都ホテルからなら、空いていれば15分くらい。混んでいても40分もあれば大丈夫。ただ、日本人観光客の中には、試合が終わると暗い夜道を歩いて帰る人もいる。日本では当たり前かもしれませんが、そこは米国。やめた方がいいという人が多い。スタジアムの周辺は何万台と利用できる巨大な駐車場がありますが、地元の人はほとんどが車で来ていますね」(同)

次ページ:透明バッグを持参

前へ 1 2 3 次へ

[1/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。