「福原遥さんがキレイ過ぎてドキドキが止まらなくなって…」 『水ダウ』から大河に大出世した“元芸人”が明かす撮影ウラ話
現在放送中のNHK大河「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」で、松前藩の江戸詰め家老・松前廣年を演じたひょうろく（38）。もっぱらいじられキャラでブレイク中の芸人だが、最近は俳優業で忙しく、かの渡辺謙に演技指導まで請うたそうな。
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「NHKの方からも“ドッキリかも”と」
「廣年は位の高い役なので、へりくだらないようにと監督には言われました。でも、ずっと庶民として生きてきたので難しかったです。廣年役のオファーを再度頂いても、うまくできる自信は全くありません」
なんとも消え入りそうな声でこう語るひょうろくは「水曜日のダウンタウン」（TBS系）でドッキリを仕掛けられるたびオドオドした気弱な挙動を見せ、視聴者の笑いを誘ってきた。
「じつはNHKの方からも“（大河出演は）ドッキリかもしれませんよ”と言われましたが、それを言うってことはいたずらじゃないだろうなって。撮影現場に渡辺謙さんがいて、うそじゃなかったんだと確信しました」
昨年、番組でドッキリを仕掛ける側になった際の高い演技力が評価されてか、今年は大河を含め早くも6本のドラマに出演。今春には単発ドラマ「コンシェルジュの水戸倉さん」（BS日テレ）で初主演まで務めた。が、ご本人いわく、
「演技というのが何なのか全然分からず、分からないままやっている感じです」
「廣年のことを忘れてひょうろくに」
その悩みを抱え切れずに、大河の撮影現場では気弱なキャラクターとは真逆の思い切った行動に出た。
「田沼意次役の渡辺謙さんに“演技って何ですか？”って聞いたんです。渡辺さんは笑いながら“質問がざっくりし過ぎて分からないな”と言いつつ“そんな難しく考えなくていいんじゃない”と優しく話してくださった。思い切ってやれということだと僕なりに解釈しました。別の日には“おっ、元気か？”と気さくに声をかけていただいて、気配りもすごい方でしたね」
廣年の兄で冷酷な松前藩当主・松前道廣を演じる、えなりかずきについても、
「大ベテランなのに、僕のことを“弟君（おとうとぎみ）”と呼んで食事に誘ってくださったんです。狂気じみた演技がすさまじく、えなりさんの出演シーンを“こわーっ”と思いながら見ていました」
廣年を翻弄する花魁役の福原遥に手を握られる“役得”な場面もあった。
「手を握られたときは、僕なんかがこんないい思いしていいのかなぁって。福原さんが奇麗過ぎて、廣年のことを忘れてひょうろくに戻ってしまい、汗とドキドキが止まりませんでした」
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