田久保伊東市長の“卒業証書死守”を支えている弁護士は「まっとうな助言者なのか」元テレビ朝日法務部長は「時間稼ぎ狙いか」「私ならば勧めない戦略」

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 どう考えてもニセ物としか思えない卒業証書を頑なに出さず、居座りを決め込む静岡県伊東市の田久保眞紀市長。その徹底抗戦を法律家の立場から助言しているのが、田久保氏と20年来の付き合いがあるという東洋大学法科大学院卒の福島正洋弁護士である。はたしてこの弁護士がアドバイスしている戦略はまっとうなのか。元テレビ朝日法務部長の西脇亨輔弁護士が解説する。

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 要は、紙っぺら一枚見せてくれさえすればいいだけの話。だが、ニセ物疑惑のある卒業証書は現在、福島弁護士の事務所の金庫に封印されたままで、田久保氏は頑なに出そうとしない。...

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