“名画座の閉館”相次ぐなか東京のど真ん中に「ミニシアター」が誕生 「岩波ホール」「ギンレイホール」の“遺伝子”を受け継ぐ

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映画館を取り巻く現状

 近年、町の書店が続々と閉店しているが、おなじく消えつつあるのが、小規模映画館「ミニシアター/名画座」だ(以下、「ミニシアター」)。

 実は、日本の映画館は、スクリーン数でいえば、爆増している。「映画上映活動年鑑2024」(一般社団法人コミュニティシネマセンター編)によれば、日本の全スクリーン数は「3709」。この10年間で256スクリーンも増えているのだ。しかしそのほとんどは、大型施設「シネマ・コンプレックス」(シネコン)の増加によるものである。...

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