女子ゴルフ「日本の黄金時代が始まった」と米メディア 全英女子OPトップ5に3名、世界ランキングトップ15に3名…宮里藍に続く1位奪取に期待
山下6位、竹田11位、西郷12位
女子ゴルフの今季メジャー最終戦、AIG全英女子オープンでメジャー初制覇を果たした日本の山下美夢有。女子プロゴルファーの世界ランキング「ロレックス世界女子ゴルフランキング(以下、ロレックス・ランキング)」(8月4日付け)で、彼女が前週の15位から6位へジャンプアップし、大きな注目を集めている。
【写真】笑顔がまぶしすぎる…8月4付けロレックス・ランキング、6位から32位に入った日本勢6人
全英女子オープンで4位タイに食い込んだ竹田麗央は、前週から1つランクアップして11位へ上昇。今年のシェブロン選手権で優勝しメジャー覇者となった西郷真央は、全英女子オープンで11位タイとなったため、ロレックス・ランキングは12位と2つランクダウンしてしまった。
微妙な上下動がある中で、世界のトップ15以内に日本勢が3名も入っていることは、日本のゴルフ界にとっても、世界のゴルフ界にとっても、驚きである。
今季はメジャー5大会でも、レギュラー大会でも、複数の日本人選手がトップ10に食い込んだケースが何度も見られた。
「日本の黄金時代が始まった」
全英女子オープンでも、初日は上位6名がすべて日本勢となり、米メディアは「リーダーボードはジャパニーズの独占状態」と驚き交じりに報じた。
そして、4日間72ホールを終えて、山下が見事にメジャー初勝利を飾り、勝みなみが2位タイ、竹田が4位タイ。最終結果でトップ5に3名も食い込んだ日本勢の健闘に目を丸くした米メディアは、「日本の黄金時代が始まった」というヘッドラインで日本勢の躍進と健闘を紹介していた。
ロレックス・ランキングは、過去2年間に出場した試合の結果をポイント化してランク付けするもの。大会レベルや出場する選手のランキングなど、さまざまな要素によって、付与されるポイントが変動する。
日本の女子選手たちが毎週、毎試合、積み重ねてきた好成績が、その都度、ポイント化されてランキングに反映され、今季のメジャー5大会がすべて終了した今、日本勢3名が世界の上位に食い込んでいる。
この勢いのまま今季の残り試合を戦い、来季も奮闘を続けていけば、各大会のリーダーボードのみならず、ロレックス・ランキングでも、「ジャパニーズの独占状態」になることだろう。
そして、日本勢の中の誰かがランキング1位になることも、いまでは現実的になりつつある。
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