もしも自民党が「高市新党」と「石破新党」に分裂したら…専門家が「最も得をするのは有権者」と断じる“納得の理由”
第1回【議論が白熱する「自民党分裂」は現実となるか? もはや“机上の空論”ではなく「政界再編につながる重要な政治課題」と識者】からの続き──。政局の“台風の目”になるかもしれない自民党分裂論は、意外なことに選挙制度と密接な関係があるという。戦後の日本では衆院選と参院選の一部で長く中選挙区制が採用されてきた。(全2回の第2回)
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中選挙区制とは都道府県を複数の選挙区に分け、1つの選挙区で3人から5人の候補者が当選するという選挙制度だ。...

