「恐竜は良かった」でも「乗れたの2つだけ」計6.5万円のジャングリア沖縄 行くなら「美ら海」より先にすべき

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早々にやることがなくなってしまった

 結果、家族はダイナソーサファリの13時からの"待ち列待機券"を入手。ジャングルエクストリームズエリアに向かった筆者は、10分で整理券が配布終了していたために、キャンセル待ちエリアに並ぶことに。すると10時45分に、スカイエンドトレッキング(15mの吊り橋)の17時10分からの整理券を入手出来た。

 この日は、天候の影響もあってか、ホライゾンバルーン(気球)含めいくつかのアトラクションが終日稼働しておらず、体験できるアトラクションはおよそ12ほど。午前中に遊べる他のアトラクションは見つからず、早々に13時までやることがなくなってしまった。

 まだ何も体験してないのだが、ほかに行くところもないのでまずお土産屋へ。その後、ワゴン販売の軽食でランチをとったが、園内には座って休めるスペースが非常に少なかった。運良く我が家は、屋根付きのスペースを確保できたため、長めのスコールにも濡れずに済んだ。だが、もし晴天で日差しが強かったら、熱中症の危険性もある。沖縄の気候を考えると、雨や日差しが避けられる場所が足りない。ジャングリアの魅力である「開放感」が失われてしまう懸念もあるかもしれないが、今後の対策が求められそうだ。

期待のダイナソーサファリ、楽しかった が…

 そしてようやく「ダイナソーサファリ」に乗れる時間に。筆者がジャングリア沖縄に行きたいと思ったきっかけは、ダイナソーサファリの広告を目にしたことで、車に乗って恐竜に追われるという体験をどうしてもしてみたいと思ったからだ。事前のメディア発表で想像とはちょっと違ったものだと知り(自分で運転すると思っていたのだが運転はキャスト任せで、恐竜に追われることもなかった)少し寂しくなったものの、乗ってみるとダイナソーサファリはかなり楽しいアクティビティだった。

 ただし、おそらく何も知らずに参加できたなら、もっと驚きや没入感があったと思う。テレビやYouTubeで内容を見ていたせいで、“再確認”するような体験だった。このあたりは事前のメディア拡散も考えものである。ネタバレになったら恐縮だが、メインイベントである隊員が恐竜に食べられそうになる場面も、本来は焦って逃げるところが予定調和に感じてしまった。

 また、前日に「美ら海水族館」でジンベイザメのジンタくん(8.8m)を見てしまったのもよくなかった。そのせいで19mの巨大なプラキオサウルスのオブジェにもあまり感動できなかった。美ら海とジャングリアの両方に行く予定の方は、ジャングリアを先に行く事をオススメする。

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