母親は“世界一のリベロ” 仙台育英のエース、吉川陽大は、高校球界屈指の左腕 スカウト陣は「これだけの変化球を操れる投手はなかなかいない」
猛暑のなかで行われている夏の甲子園は8月6日、大会第2日を迎えた。前日の第1日は開幕試合のみで、まばらだったプロ野球のスカウト陣も、この日は朝からネット裏に大勢姿を見せていた。彼らの視線を一身に集めていたのが、第1試合に登場した仙台育英のエース、吉川陽大(3年)だ。【西尾典文/野球ライター】
父の吉川正博さんは、バレーボールの女子日本代表の元監督で、母の博子さん(旧姓・津雲)は“世界一のリベロ”に異名をとる日本代表の名選手だった。アスリート一家でも話題となっていた左腕は、身長175cm、体重73キロ。...

