引っ越したばかりの「住吉会」本部ビルにガサ入れが! 警察関係者が明かした内部事情

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3階には会長の専用室

 住吉会といえば以前は東京・赤坂6丁目のビルに本部を構えていたことが知られている。しかし、老朽化もあって2023年に売却。新宿7丁目のマンションに引っ越したのだが、住民の反対運動を受けて6月12日に芝浦1丁目に移転したばかりだった。内部はどんな様子だったのだろう。

 警察関係者が続ける。

「ビルの1階部分は駐車場になっていて、事務所は2階にあります。日中は4~5人の組員が常駐しており、夜になると2次団体の組長が部下と泊まりの番をしているそうです。事務所には他の友好団体から贈られた記念品などが置かれていました」

 捜査員が3階に上ると、そこには会議室と、住吉会会長の専用室が。さらに4階は広い和室になっていた。どうやらここで、杯事(さかずきごと)や新年のあいさつが行われるようだ。最上階は現会長が使う住居スペースだとか。ガサ入れにかかったのは約1時間。で、肝心の“獲物”はというと、

「今回の事件につながるものはありませんでした。もちろん、拳銃やクスリの類いもなし。押収できたのは、幹部名簿や幹部の就任を知らせる書類ぐらいでした」(同)

 この翌週には埼玉県警も別の容疑で新本部にガサ入れを行っている。

週刊新潮 2025年7月31日号掲載

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