初デートはまさかのディズニー、さらにその場で即告白! “超スピード交際”に至った理由を28歳夫が明かす

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セミダブルベッドで身を寄せ合い……

 7月、祥護さんは郡山市の福島ファイヤーボンズへ移籍し、さらなる遠距離恋愛に。彼は一人暮らし用の狭い部屋を契約したが、その3日後、「そっちに行っていい?」と奈央さん。24年2月から同居を始める。巨躯の彼には一人でも狭いセミダブルベッドでくっつき合って眠り、彼女の服で部屋はパンパンになった。

 シーズン後の移籍の有無にかかわらず、「次は広い部屋に越そう」と祥護さんは考えた。新潟→福島の移籍に加え、実家は札幌。移籍先が決まらない場合は家業を継ぐことも視野にあった。実は寒い地域が苦手だという彼女に「それでもついてくる?」と尋ねると、答えはYES。ならば結婚へGO。祥護さんの求婚へ向けた意思は固まった。

 4月22日。シーズン終了の打ち上げから帰宅した祥護さんは「結婚しよう」と奈央さんに告げる。だが意外にも彼女の答えは「ちょっと考えるわ」。祥護さんにお酒が入っていたせいで、「せめてしらふの時にしてほしい」と考えたからだ。

プロポーズもまさかの場所で

 改めて指輪を用意した祥護さんは、愛媛への移籍が決まり、車に奈央さんを乗せて1泊2日の日程で移動。6月30日の宿泊地・大阪で通天閣に足を運んだ。「プロポーズは高い場所で」と考えたのが理由だが、大阪に全く疎かった彼の脳内に「あべのハルカス」は思い浮かんでいなかった……。

 通天閣の屋外展望台。吹き荒れる強風の中、指輪の箱を取り出し、奈央さんの耳元で「結婚しよう」と彼が叫ぶ。「しようね~!」と彼女も返し、高所で叫び合うカップルが誕生。今年1月1日に晴れて入籍した。

 体力が資本のアスリートである祥護さんは食べる量が半端ではない。一人暮らしの時から一升炊きの炊飯器を持っており、今は毎日二人で4人前を消費する日々。服の趣味や芸能人のタイプは真逆だというが、笑いのツボは同じとか。そんな様子は取材中も垣間見え、「え、それは違うよ」「そうだっけ?」なんて言いながら「けんかをしても笑い合える家庭に」と声をそろえる。

 これならどんな向かい風も強風もへっちゃらだ。

週刊新潮 2025年7月24日号掲載

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