「二人でいるときに“肩をもんでよ”と…」 参政党・神谷代表の“セクハラ的行動”を元女性スタッフが明かす 「映画に誘われることも」
目障りな存在
参政党関係者が明かす。
「Aさんは神谷代表に秘書として仕えた後、党務に従事していましたが、23年9月に退職。その3カ月後に自ら命を絶ちました。自殺のウラには、神谷代表の“パワハラ的言動”があったとささやかれています」
再び、桜井さんが言う。
「私は参政党内にAさんと同じ思いをされている方がいるならば、彼女と一緒の道はたどってほしくないという気持ちで、ある動画に出演したのです」
それが、YouTubeチャンネル「巫女ねこちゃんねる」の動画だった。
「動画の中でも一部お話ししていたのですが、Aさんは党のタウンミーティングを統括していて、集客状況が悪いと神谷代表から“どうしてなんだ”などと詰められていました。全体会議で発言する際も声が震えていて、神谷代表にすっかり萎縮している様子でした」
無論、参政党からすれば元秘書の自殺の背景を語る桜井さんは目障りな存在にほかならない。だからこそ、約1年しか党に在籍していなかった彼女を訴えたのだろう。
「口封じの意図があるのでは」
参政党は訴訟の中で、「巫女ねこちゃんねる」の複数の動画内で公開された党の定例会議の会話録音などは、彼女が流出させたものだと一方的に断定。彼女に対して録音データ等の返却を要求するほか、秘密保持に関する誓約に違反したとして、債務不履行による300万円の損害賠償金の支払いも求めているのだが、
「私はそもそも、そんな録音は持っていませんし、誰かに渡してもいません。会議には何人も出席していたのに、なぜ私だけがデータ流出の犯人に仕立てあげられたのか疑問です。私に対して、口封じの意図があるのではないでしょうか」
関係者が補足する。
「参政党側は桜井さんが音声データを流出させたことを証明する直接的な証拠は持ち合わせていません。公開された録音データが、彼女の議事録担当だった期間に録音された点、さらに、彼女が『巫女ねこちゃんねる』に出演した点を主に問題視しているわけです。しかしなぜ、それだけで彼女がデータ流出の犯人だと決めつけることができるのでしょうか」
続けて言うには、
「参政党は業務に必要なPC機器などの貸与をしておらず、私物を使わせていました。加えて彼女の退職の際、情報を持ち出していないかどうかのチェックもなされてはいませんでした。スタッフ側からすれば、参政党側が情報管理を怠った結果、データを漏えいさせたのではないかと嫌疑をかけられている。理不尽な状況ですよ」
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