参院選東京選挙区のキーパーソンはまさかの“小池都知事”か 「自民と公明は“小池票”がノドから手が出るほど欲しい」
参政党の新人が当選の可能性も
最終盤に入った参議院選挙で、情勢が混沌としている選挙区の一つが改選6議席と非改選の補欠分の1議席（7位当選者／任期は3年）が競われる首都・東京だ。
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「自民党、立憲民主党、国民民主党が2人を立てているほか、支持率が急伸する参政党、再生の道など複数の新興勢力が混戦を繰り広げています」
と言うのは政治部デスク。
「手堅いとみられるのが、自民党新人候補の鈴木大地・元スポーツ庁長官、立民現職の塩村文夏氏、公明党新人の川村雄大氏、それに共産党現職の吉良佳子氏の4氏。参政党の新人で女性シンガーのさや氏の当選もありそう」
残るは2議席……。
「自民党現職の武見敬三元厚労相、立民現職の奥村政佳氏、国民民主の元NHKアナウンサー・牛田茉友氏と元会社員・奥村祥大氏の新人二人が競っています。その後を日本維新の会、れいわ新選組、再生の道が猛追中」
各陣営が神経を尖らせる“小池票”の行く先
近年まれに見る激戦の行く末に大きく影響を与えるキーパーソンが、首都を預かる小池百合子都知事という。
「6月の都議選では、小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会が都議会第1党に躍進。立候補した37人のうち31人が当選し、政党の総得票数は、実に104万票に達しました」
この大量得票が、小池氏の“力の源泉”だそうで、
「都民ファは参院選に候補を出しておらず、各陣営はこの“小池票”の行く先に神経を尖らせています。とくに都民ファと支持層がかぶる自公国は、この小池票が喉から手が出るほど欲しい」
仁義なき小池票獲得レースで、先行するのが自民党だ。今月7日と11日には、都知事がそれぞれ鈴木氏と武見氏の応援に駆け付けた。小池氏と武見氏は古い付き合いで、この日は武見氏を支援し、小池氏とも親しい東京都医師会の尾崎治夫会長も駆け付けていた。
自民党都連関係者が言う。
「小池氏の支援は確かにありがたい。ただ、彼女はかつてわれわれを指揮命令系統が不可解な“ブラックボックス”と批判した。頭を下げるのは本意じゃない」
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