内田有紀の実妹を公表して話題の澪奈 なぜ芸能人の姉妹は「20代後半」でカミングアウトするのか 背景に焦りや承認欲求が
女優の内田有紀(49)の妹であることを突如として公表した、タレントの澪奈(29)。ライターの冨士海ネコ氏は、芸能人の兄弟、姉妹であることを公表するタイミングは「20代後半」が多いと指摘する。その理由とは……。
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【写真を見る】水着姿で美ボディを披露! 内田有紀の妹・澪奈(29)
参議院選挙に注目が集まっているが、いつもタレント候補については議論になる。個人的には、数年後にどこかの党に擁立されそうだな、と危うい気持ちを抱かされたのが、内田有紀さんの実妹であることを公表したタレント・澪奈さんだ。
芸能界には「売れている芸能人の姉妹枠」で注目を集める新人が、定期的に登場する。有村架純さんの姉・藍里さん、板野友美さんの妹・成美さん、堀北真希さんの妹・NANAMIさん、土屋太鳳さんの姉・炎伽さん……そして澪奈さんも「ミスFLASH 2026」セミファイナリストに選出されたタイミングで姉を明かし、思わぬ波紋を呼んだ。「便乗」「売名」「なぜ今言うのか」──SNSではそんな声が飛び交い、注目が好意的に受け止められているとは言い難い。そして最も多かったのは、「またこの手のタレントが出てきたか」というあきれた声ではないだろうか。
あの人気タレントと血がつながっている――登場時はセンセーショナルに報じられても、その多くは姉や妹のような成功を手にすることはない。むしろメディアやSNSで比較され、消費され、「炎上」するというルートをたどってきた。
それなのになぜ彼女たちは、こうした前例を知りながらも、あえて有名な姉妹の名を出すのか。そしてなぜ、視聴者は「姉妹芸能人」に対してこれほど厳しいのだろうか。その背景を探ってみたい。
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