「レザボア」耳切りシーンが伝説に 「マイケル・マドセンさん」がタランティーノ監督作品に欠かせない存在になるまで

エンタメ

  • ブックマーク

 物故者を取り上げてその生涯を振り返るコラム「墓碑銘」は、開始から半世紀となる週刊新潮の超長期連載。今回は7月3日に亡くなったマイケル・マドセンさんを取り上げる。

 ***

 1992年公開のクエンティン・タランティーノ監督による「レザボア・ドッグス」は、巧みな心理描写で今も高く評価されている。

 同作が「耳切りの映画」と呼ばれるのは、マイケル・マドセンさんの演技ゆえである。彼の名は知らずとも、伝説的な残酷シーンは御存じかもしれない。...

つづきを読む