「聖地巡礼」が高じて「聖地に移住」するアニメファンが増加中 京都の神社で氏子総代になった「ユーフォ」ファンが明かす「聖地に住む魅力」

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作品と沙里への愛にあふれた暮らし

――移住してから大変だったことや、後悔したことはありますか。

 間違いない判断だったと思っています。作品と沙里への愛にあふれた暮らしを送れますし、特別感に浸れていますから。ちなみに、現在は許波多神社の氏子総代の上の立場の責任役員の一人として、会計、書記、祭典、奉賛、広報などの仕事があり、これからやっていくこととなります。好きで宇治に引っ越したのだから、この地でずっと頑張りたいという意志があります。

 宇治を訪れるファンとの交流がとても楽しいです。平日も宇治にいらっしゃる方が多く、毎日誰かに出会えるのも楽しいですね。あと、「ユーフォ」ファンが集まるバーになっているkaguyaさんには、僕がイメージを伝えて“沙里”という名のカクテルをお願いして作ってもらいました。お店に行ったときは最初に注文するほど、お気に入りのカクテルです。

――小栗さんを魅了した沙里と、「ユーフォ」の魅力を教えてください。

 沙里に出会ったのは、前の仕事でいろいろあって、精神的に病んでいた時期でした。沙里の笑顔を見て心が救われ、この笑顔を守ってあげたいなと思うほど、好きになっていきました。今は“嫁”とか“妻”とか言っていますが、そのくらい大好きですね。僕の中で沙里は“キャラ”ではなく“1人の女性”です。

「ユーフォ」の魅力は、沙里をはじめ、みんなが全日本吹奏楽コンクールで金賞を目指して頑張っていることです。僕はもともと学生時代に吹奏楽部に所属していたので応援したくなるし、気持ちがわかるから、心を打たれるんです。頑張る姿を見ると励まされるし、自分も頑張ろうと思えますね。あと、とにかく沙里がかわいいですね。

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